2023年12月22日 13時32分
SCSK株式会社は、企業のクラウドネイティブ化を推進するサービス「NebulaShift」(ネビュラシフト)を2023年12月13日から提供開始します。
クラウドネイティブアプリケーションが求める環境の設計、構築、プロダクトサポート、フルマネージドサービスのほか、アジャイルに関するコンサルティング、技術支援、コーチングを提供します。
企業のクラウドネイティブ化を推進するサービス NebulaShift(ネビュラシフト)提供開始
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、企業のクラウドネイティブ化を推進するサービス「NebulaShift」(ネビュラシフト)を2023年12月13日から提供開始します。クラウドネイティブアプリケーションが求める環境の設計、構築、プロダクトサポート、フルマネージドサービスのほか、アジャイルに関するコンサルティング、技術支援、コーチングを提供します。
1.背景
企業はデジタルトランスフォーメーションへの対応やビジネスアジリティの向上にむけて、短いサイクルでアプリケーションを開発/改修する仕組みを求めています。このようなニーズに応える有効な選択肢の一つである、開発手法としてアジャイルを取り入れ、技術要素としてコンテナ技術を用いてアプリケーション開発を進める企業が増えています。また、クラウドとオンプレミスそれぞれが持つメリットを活かすために、ハイブリッドに環境を利用する考え方が広がっています。さらに、オンプレミスでもクラウドのように従量課金で利用できる「Newオンプレミス※1」も注目されており、今後クラウドとNewオンプレミスを連携してコンテナ技術を活用するクラウドネイティブな環境に対する需要は増加していくことが予想されています。
※1 ガートナーが提唱した用語で、従来型のシンプルなスタックから構成されるオンプレミスではなく、クラウドネイティブの要素を
取り入れた新しいオンプレミスのことと定義されています。
参照URL: https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20221102-cloud
2.「NebulaShift」の概要
「NebulaShift」は、クラウド(雲)の上位であるネビュラ(星雲)へのリフト&シフトを推進していくという想いで名付けました。NebulaShiftは、アプリケーションのモダナイズ、アジャイル開発の定着、DevOpsなどお客様のクラウドネイティブ化を実現するサービスで、OPEX※2での料金プランでハードウェアやミドルウェアを含めて提供します※3。
NebulaShiftは、SCSKが有するテクノロジーとノウハウ、パートナーエコシステムから得られるメリットを融合して、SCSKが提供するプロダクトをシームレスに利用できるように構成したサービスであり、安心してご利用いただけるサービスを取り揃えています。
※2 Operating Expenseの略。事業運営費のことで、継続して必要な費用の総称。
※3 製品によりOPEXで提供ができないものがございます。詳細はお問い合わせください。
3.「NebulaShift」 におけるSCSKの優位性について
SCSKの強みであるアプリケーション開発、顧客と推進するビジネス共創、テクニカル支援を行うほか、技術的な融合としてレッドハット社との協業を推進し、同社のコンサルティングサービス「Red Hat Open Innovation Labs」を活用して、アジャイルコーチングの強化と拡充を図ります。
また、「Red Hat JBoss プレミア・ビジネス・パートナー」として長年のJavaアプリケーション・ミドルウェア技術を活用し、クラウドネイティブアプリケーションにより、お客様のビジネスに最適なシステムマイグレーションを実現します。
さらに、Newオンプレミスのニーズには、ハイブリットクラウドの促進に寄与する「HPE GreenLake」を採用することで、ハードウェアからミドルウェア層までをOPEXで提供することを実現します。
セキュリティ面では、コンテナセキュリティの領域に強いSysdig社と早くからパートナー関係を構築しており、コンテナ環境におけるセキュリティ対応で得た豊富なノウハウを元に、万全の対策を講じます。
「NebulaShift」が提供するサービスメニュー
3.売上目標
2026年度末までに、「NebulaShift」関連事業において100億円の売上を目指します。
4.価格
個別見積りとなります。
※ご要望に応じて必要なサービスのみを組み合わせることが可能です。また、検証環境も提供予定です。
エンドースメント
エンタープライズ対応のKubernetesコンテナ・プラットフォームであり、多くの業界でご利用頂いているRed Hat OpenShiftを中核に展開する「NebulaShift」の立ち上げにおいて、SCSK様と協業できることを嬉しく思います。
レッドハットは、強力なパートナー企業様と協力してお客様の生産性と効率性の向上を支援し、ハイブリッド・クラウド戦略を利用してビジネス目標を達成できるようコミットしています。今回のコラボレーションを通じて、Red Hat OpenShiftを利用するお客様をサポートするため日本国内におけるアジャイル開発人材の育成に注力し、あらゆるお客様の業務環境を改善することで、お客様のビジネス機会拡大へ寄与したいと考えております。
レッドハット株式会社
代表取締役社長 三浦 美穂
SCSK様が、「NebulaShift」のITインフラサービスに弊社のサーバー、ストレージ並びにHPE GreenLakeを採用いただいたことを心より歓迎します。SCSK様の自社クラウドサービス「USiZE」において長年利用されているHPE GreenLakeはEdge-to-Cloudプラットフォームとしての進化を続けており、数多くのお客様が変革と成長、持続的なビジネスの成功に役立てています。「NebulaShift」の核となるコンテナ技術と融合するHPE製品群とHPE GreenLakeは、信頼性、パフォーマンス、セキュリティ、ガバナンス、コストメリットをもたらし、ハイブリッド・クラウド環境に最適なITインフラになると確信しております。約30年来のビジネス関係にある両社の強力な連携により提供する「NebulaShift」が、多くのお客様にクラウドネイティブのメリットをもたらし、ビジネス変革に寄与することを期待しております。
日本ヒューレット・パッカード合同会社
代表執行役員社長 望月 弘一
本件に関するお問い合わせ先
【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
SCSK株式会社
ITインフラ・ソフトウェア事業本部 奥/硲
E-mail:
[email protected]
【報道関係お問い合わせ先】
SCSK株式会社
サステナビリティ推進・広報本部 広報部 栗岡
TEL:03-5166-2169
※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。(出願中含む)